
石綿とも呼ばれるアスベストは、価格が安く熱などに強いことから、長年建築物に使われてきた素材です。ですが、現在ではアスベスト繊維が身体に害を及ぼすことがわかり、製造や使用は禁止されています。そのため不動産取引を行う際や、建物を解体する際にはアスベストを使って建てられた建物かどうかを調査しなければいけません。アスベスト調査を行っている専門会社の中から、函館市でおすすめの会社を3社ご紹介します。信頼できる調査会社を選ぶ際の参考にしてみてください。
ノース環境

ノース環境の基本情報
会社名 | 株式会社ノース環境 |
住所 | 北海道帯広市西6条南26丁目13-2 |
電話番号 | 0155-66-8661 |
帯広・札幌に拠点を構えるノース環境は、北海道内全域をカバーするアスベスト調査会社です。制度の高い分析を得意とする同社の特徴を整理してみましょう。
豊富な経験と専門知識による的確な調査
ノース環境には、2005年のクボタショック以前からアスベスト調査に携わってきた経験者が在籍しています。クボタショックとは、2005年に兵庫県尼崎市にある機械メーカー工場の周辺で明らかになった健康被害です。
アスベストは長年建築資材に使われてきた建材です。そのため建築年代によって使用されている建材の種類や含有率が異なることから、調査にはその時代背景を深く知っていることが大切になります。
クボタショック以前からの経験がある調査員は、過去の施工方法やアスベスト使用傾向を熟知しているため、より迅速で正確な判断が可能になります。
また、アスベスト規制は2005年以降に大きく強化されました。それ以前から調査に携わっていた専門家は、法規制の変遷や過去の建築物におけるアスベスト使用状況を深く理解していることから、現場ごとに的確な調査ができると言えるでしょう。
また、建築物石綿含有建材調査者や認定アスベスト診断士など、多数の有資格者が在籍していますので、専門性の高い調査が可能です。
迅速かつ的確な対応が期待できる
ノース環境は、納期や検体数に応じた最適な調査提案ができるのが強みです。これを実現しているのが、自社で分析を行うワンストップの調査体制です。
そのため「急いでアスベスト調査をして欲しい」などの要望にも柔軟に対応してもらえます。もちろん、精度もしっかりと担保した調査を実施していますので、その点も安心です。
たとえば、柔軟な対応として期待できるのが納期や検体数に応じた最適な調査提案です。これを実現しているのが、自社で分析を行うワンストップの調査体制です。
そのため「急いでアスベスト調査をして欲しい」などの要望にも柔軟に対応してもらえます。もちろん、精度もしっかりと担保した調査を実施していますので、その点も安心です。
アスベストの採取作業では作業者の安全にも配慮し、適切な防護措置を講じながら道内全域で対応していますので、函館市以外のエリアの相談も気軽にできるでしょう。
法令遵守と高い分析精度による信頼性
ノース環境は、最新の法改正にも対応し、正確かつ信頼性の高いアスベスト調査を実施しています。令和4年のアスベスト関連法改正(改正大気汚染防止法など)に準拠し、適切な手順で調査・分析を行います。
さらに「石綿分析技術評価事業」の合格分析者が在籍しており、厳格な基準をクリアした高精度の分析が可能です。
たとえば実際の調査では、まず建築図面の確認や現地での目視調査を行い、アスベストが使用されている可能性がある建材を特定することから始まります。これに基づいて、必要な検体の採取計画を立案し、安全な作業手順を決定します。
次に、計画に沿って検体を採取しますが、この際、作業者のアスベストばく露や周囲への飛散を防ぐため、防護服や専用の採取道具を使用し、慎重に作業を進めています。
採取した検体は、JIS規格(JIS A 1481-1)に準拠した方法で分析し、実体顕微鏡と偏光顕微鏡を用い、アスベストの有無や種類を正確に判定しています。分析後は、結果を取りまとめた報告書を作成し、検体採取の履歴や分析内容を詳細に記載して報告されることとなっています。
このように、ノース環境のアスベスト調査は、法令を遵守した適切な手順で進められ、高い分析精度により信頼性の高い結果を提供します。工事計画に必要な正確な情報を得ることで、安全かつスムーズな解体・改修工事につなげられます。
環境リサーチ

環境リサーチの基本情報
会社名 | 株式会社環境リサーチ |
住所 | 北海道札幌市豊平区中の島2条9丁目1-1 |
電話番号 | 011-837-8780 |
アスベスト調査だけでなく、水質調査や土壌・大気調査など環境調査に特化した事業を展開している環境リサーチは、40年以上の歴史ある調査会社です。
アスベスト調査に関しても、アスベスト問題が社会的に取り沙汰される前から取り組んでいたなど長年の実績がある点が魅力の会社と言えるでしょう。
40年以上の実績と高い技術力による信頼性
市営住宅や行政機関などをはじめとした公共施設のアスベスト調査も手掛けている環境リサーチは、高い技術力と信頼性が大きな魅力です。その歴史は40年以上と長く、業界でも老舗と言える存在になっています。
「澄川分析センター」を開設してワンストップ対応体制を構築
環境リサーチは、2020年5月にアスベスト調査・分析のための専用施設「澄川分析センター」を開設しています。
同センターには特定建築物石綿含有建材調査者やアスベスト診断士などの有資格者が多数在籍し、書面調査・現地調査・定性/定量分析をすべてワンストップで対応可能な体制を整えています。
自社で分析センターがあるからこそ、迅速かつ精度の高い調査を実現しています。分析で用いる手法も、JIS規格(JIS A 1481-1,2,3)に準拠した分析手法を用い、偏光顕微鏡やX線回折分析法など、国際基準にも対応した高精度な検査を実施しているのも特徴の一つです。
さらに、使用中の建築物における気中濃度測定も対応しており、解体前後の調査だけでなく、現在の環境リスクを正確に把握するための調査にも強みを持っています。
専門技術者による精度の高い分析
同社では、令和4年の改正大気汚染防止法や建築基準法など、最新の法改正に対応した適切な調査を実施しています。
アスベストの調査は国から義務付けられていることもあり、法的要件が厳しく、正確な分析と適切な報告書作成が求められます。だからこそ、大切なのはしっかりと検査してもらえるかどうかです。
その点、環境リサーチでは官公庁向けの調査実績が豊富なため、基準に適合した高品質な報告書を提供できます。また、日本環境測定分析協会からAランク認定された技術者が在籍しているので、精度の高い分析結果を保証できています。
設計図書の確認や目視調査、試料採取、分析までの一連の流れを有資格者が担当するため、確実な調査と適切な対応が期待できるのは大きな魅力です。
コンストラクションサポート

コンストラクションサポートの基本情報
会社名 | 株式会社コンストラクションサポート藤井 |
住所 | 北海道旭川市大雪通8丁目508 |
電話番号 | 0166-27-0789 |
民間の建物にてアスベスト調査を多く実施しているコンストラクションサポート藤井は、書面調査・現地調査・分析調査の3つの切り口でアスベスト調査を行っています。自社で分析センターも保有しているなど調査体制もしっかり整った会社です。
有資格者による信頼性の高い調査
アスベスト調査には専門的な分析技術が必要ですが、コンストラクションサポート藤井では、JIS A1481-1に基づく分析技術試験の合格者や、アスベスト繊維計数技術(評価区分4)Aランク取得者など、高度な技術を持つ専門家が多数在籍しています。
特に、アスベストの「含有」「不含」を誤認すると、大きな健康リスクやコスト負担が発生するため、高い精度での分析が求められます。同社の技術者は、位相差顕微鏡・偏光顕微鏡を用いた精密な分析を行い、確実な判断を提供します。
現地調査から試料採取、分析までワンストップ対応
コンストラクションサポート藤井では、現地調査には、特定建築物石綿含有建材調査者(国土交通省・厚生労働省・環境省認定)が担当し、建材の種類や施工時期を的確に判断しています。
また、分析のために必要な試料を採取し、分析技術者がJIS規格に準拠した手法で正確な分析を実施します。これにより、無駄な検査や不要な除去作業を避けつつ、法令に則った調査を実現していますので、申請や建築計画のための手続きもスムーズに進められます。
アスベストは健康被害を引き起こす可能性があるため、建物の解体や不動産取引の際には、専門会社による調査が欠かせません。しかし、どの調査会社に依頼するかによって、調査の精度や対応のスムーズさに大きな差が生じることもあります。今回紹介した函館でアスベスト調査を実施している調査会社は、それぞれに強みを持っています。アスベスト調査を依頼する際は、調査会社の実績や専門技術、対応力をしっかりと確認し、自分のニーズに合った会社を選ぶことが大切です。また、アスベスト調査以外の調査や検査なども必要なら、同時にお願いできる会社を選ぶと計画もスムーズになります。信頼できる調査会社を選ぶことで、安全で間違いのない建物の解体や管理が可能になるでしょう。今回の情報を参考に、適切な調査会社選びに役立ててください。
北海道内のアスベスト調査・分析は地元の専門業者へ依頼しよう
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