札幌市でおすすめのアスベスト調査会社3選

公開日:2024/02/16 最終更新日:2025/06/25
札幌市3選

アスベストは、戦後~2006年までに建てられた住宅やビルに含まれている可能性が高いです。そのため、建築物を解体・改修する際はアスベストの事前調査が義務付けられています。アスベストを吸収すると健康被害を及ぼすこともあるので、必ず事前調査を依頼してください。そこで本記事では、札幌市のアスベスト調査会社を3社ご紹介します。

ノース環境

ノース環境のメイン画像
引用元:https://northk.jp/

ノース環境のおすすめポイント

  • Point

    札幌・帯広に分析機関があるからこその迅速な対応

  • Point

    優秀な人材が豊富

  • Point

    道内トップクラスの分析体制

ノース環境の基本情報

会社名株式会社ノース環境
住所〒001-0031 札幌市北区北31条西3丁目2-6
MAP
電話番号011-374-8181

1つ目に紹介するのは令和4年創業のノース環境です。

ノース環境の特徴

ノース環境は、北海道の札幌市と帯広市に事務所をかまえる環境保全に特化した会社です。アスベスト調査以外にも、環境影響調査や建築物有害物質調査といった環境改善に向けた活動に従事しています。

昨今では世界中で地球温暖化や大気・水質汚染などが問題視されている中で、次世代に美しい地球環境を残すことをテーマにサービス向上に努めています。またアスベスト診断士や一般建築物石綿含有建材調査者などの資格保有者が複数在籍しているのも特徴です。

豊富な経験からニーズにあった提案をし、柔軟な対応力で調査・分析をしていきます。最短2日で分析結果を納品可能なので、気軽に相談してください。

アスベスト調査の流れ

ノース環境は、100%自社直営対応のワンストップサービスなので対応がスムーズです。調査の流れは、図面調査・現地調査→検体採取→分析→報告書作成と進みます。

まずは図面確認と現地調査をし、検体の採取計画を立案します。採取者のばく露や周囲への飛散がないよう安全に配慮したうえで計画を立てるので安心してください。

検体の採取後は実体顕微鏡と偏光顕微鏡を用いてアスベストの有無を分析します。分析結果は報告書にまとめたのち納品となります。

ノース環境が選ばれる理由

技術者のアスベスト調査経験年数が20年を超えるためスピーディーな分析が可能です。分析結果が出るのが早いため、お急ぎの場合でも迅速に対応できるのが強みです。

また「石綿分析技術評価事業」の認定技術者が在籍しているので精度の高い分析ができます。これまでの実績は5,000検体を超え、道内トップ水準の体制が整えられています。

環境リサーチ

環境リサーチのメイン画像
引用元:https://www.kankyoresearch.com/

株式会社環境リサーチのおすすめポイント

  • Point

    リピート率が高い

  • Point

    新しいことへ常にチャレンジしている

  • Point

    40年以上の経験を持つ

環境リサーチの基本情報

会社名株式会社 環境リサーチ
住所 〒062-0922 札幌市豊平区中の島2条9丁目1番1号
MAP
電話番号 011-837-8780

つづいては環境リサーチをご紹介します。

環境リサーチの特徴

環境リサーチは昭和47年に創業し、50年以上の歴史を誇るアスベスト調査会社です。半世紀以上の間、適正な分析データの提供を続けており環境保全をとおして人々の暮らしを守っています。

社会貢献・環境保全・技術向上を第一に考え「社会のために行動する」ことを経営理念におき活動しています。お客様満足度が98%を超えていることからも誠実な仕事ぶりがうかがえるでしょう。

またアスベスト調査以外にも、水質分析やばい煙測定、肥料分析などにも対応できるのが特徴です。

環境リサーチが選ばれる理由

環境リサーチが選ばれる理由は、プロフェッショナル集団として技術力に優れているからです。水・大気・アスベスト・土壌など、環境保全に関する専門知識を持った集団なので課題に対して根本から解決できる能力があります。

また社員一人ひとりが新しい知識や技術の習得に向け、日々チャレンジしているのも支持されている理由でしょう。分析においても最新の検査方法や機器を導入しているので迅速でありながら正確な分析ができます。

アスベスト調査が必要な理由

アスベスト材は、熱や摩耗に強いうえに安価に購入できることから、2006年以前に建てられた建築物を中心に多用されてきました。

しかし、空気中に拡散したアスベストが体内に入ることで肺がんや中皮腫などを引き起こすことが分かり、2006年からは使用禁止となりました。2006年までに建てられた住宅やビルなどを解体・改修する際は、アスベストの事前調査が法律で義務化されています。

北海道美建

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引用元:https://h-biken.co.jp/

北海道美建のおすすめポイント

  • Point

    高度な専門知識を持つ有資格者が多数在籍

  • Point

    アスベスト・ダイオキシン分析の実績が豊富

  • Point

    多岐にわたる分野で活躍

北海道美建の基本情報

会社名北海道美建株式会社
住所〒060-0009 札幌市中央区北9条西18丁目35番地87 スタジオビル2階
MAP
電話番号011-676-3838

最後に紹介するのは北海道美健です。

北海道美建の特徴

北海道美建は、アスベスト調査・ウォータージェット工事・土壌汚染対策など、お客さんのあらゆるニーズに対応できる会社です。確かな分析力で安心・安全な住環境をつくり出せるのが魅力です。

ホームページのお見積りフォームから簡単に問い合わせできるので活用するといいでしょう。工事の内容や調査箇所、物件所在地などを入力するだけで見積り額の算出ができます。またアスベスト分析だけでなく除去工事も請け負ってくれます。

アスベスト調査の流れ

アスベスト工事までの流れは、調査依頼→見積り額の算出→アスベスト含有調査・分析→アスベスト除去工事と進みます。調査・分析では、建物に応じて必要な数の検体を採取しアスベストの有無を判断します。また工事する際は、空気中に飛散しないよう細心の注意をはらい解体するので安全です。

アスベスト工事を依頼する際の注意点

アスベスト工事を依頼する際は分離発注形式を採用するといいでしょう。分離発注形式とは、建設業務は工務店に依頼し、アスベストを含む解体は専門の解体業者に任せるという方法のことです。

同じ業者に建設と解体の両方を依頼することもできますが、それぞれに得意分野が違うため分離発注形式にした方が確実です。また解体業者であればアスベストの扱いに慣れているため万が一のトラブルを未然に回避できます。

株式会社アイリスマーク

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引用元:https://efa.irismark.com/

株式会社アイリスマークのおすすめポイント

  • Point

    調査・診断、除去、処分までワンストップでサポート

  • Point

    9万検体以上の分析実績

  • Point

    世界基準の分析・管理をしている

株式会社アイリスマークの基本情報

会社名株式会社アイリスマーク
住所〒007-0842 札幌市東区北42条東15丁目2番20号 今崎ビル3階
MAP
電話番号011-788-6033

次に紹介するのは株式会社アイリスマークです。

株式会社アイリスマークの特徴

株式会社アイリスマークは、アスベストに関する分析・調査サービスを高品質で顧客に提供する会社です。アスベストの専門コンサルティング会社「EFAラボラトリーズ」の分析・調査手法に則る形で作業を進めるのが大きな特徴で、これにより安心・安全のアスベスト調査を実現しています。

アスベスト分析の品質保証と管理を最重要事項として、徹底的な管理を行う仕組みを構築しており、世界基準の分析・管理のもとで建物のアスベスト含有率を調べてもらえる点は非常に心強いです。スーパーゼネコンや大手デベロッパーの指定業者にも認定されており、国の関連業務も請け負うなど実績が豊富な点も強みです。

株式会社アイリスマークが選ばれる理由

株式会社アイリスマークは、アスベストの分析から調査、診断・除去にいたるまでワンストップサービスを提供している点が魅力です。複数の業者を挟まず一貫しての対応となるため、調査時間はもちろんコスト面も大幅にカットできます。

アスベスト調査における注意点

アスベスト調査は机上調査、目視・分析調査、破壊調査などいくつかの方法がありますが、それぞれで注意点があります。まず机上調査の場合、図面情報だけでは懸念顕在を網羅できないため、想定する対策費用に大きなブレが生じるリスクが高いです。

次に目視・分析調査の場合、調査時間や試料採取の制限等で対策費用が膨れる可能性があるため、対策費用の影響が大きくなる建材を中心に調査を進めるのが望ましいです。そして破壊調査では、調査時に復旧困難な箇所が出てくる点が懸念になります。

株式会社アイリスマークは、それぞれの調査時の注意点をよく理解した上で、状況に応じた最適な調査を進めます。

株式会社藤兼

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引用元:https://fujiken-kaitai.jp/

株式会社藤兼のおすすめポイント

  • Point

    知識豊富な専属営業マンが最後まで対応

  • Point

    有資格者が多数在籍

  • Point

    手軽に調査依頼や相談ができる

株式会社藤兼の基本情報

会社名株式会社 藤兼
住所〒003-0827 札幌市白石区菊水元町7条2丁目9-14
MAP
電話番号011-376-1983

つづいての紹介は株式会社藤兼です。

株式会社藤兼の特徴

株式会社藤兼は2016年に設立された会社です。解体事業から警備事業、残地物撤去事業などさまざまな事業を手掛ける会社で、2021年4月より変わったアスベスト工事のルールに基づいたアスベスト対策にも対応しています。

株式会社藤兼では、アスベスト調査に欠かせない建築物石綿含有建材調査者などの資格を有した営業マンが、専従者として見積もり・調査結果報告から完工までを責任持って担当します。不明点や疑問点は気軽に相談ができるため、アスベスト調査に関して何も分からない方でも安心して依頼できる点が大きな特徴です。

株式会社藤兼によるアスベスト調査の流れ

株式会社藤兼によるアスベスト調査は、まず電話・FAX・メール・LINEにて依頼申し込みを行います。その後は依頼物件から調査用の検体採取を行い、専門の検査機関へと調査を依頼することで詳細な検査結果が出されます。

その後、検査機関より届いた分析結果報告書を、顧客へ提出して一連の流れは完了です。

株式会社藤兼が選ばれる理由

株式会社藤兼では、アスベスト調査・分析に関する有資格者が在籍しているため、安心して調査を任せられます。手軽に調査依頼や相談ができる点は、その分野に関してまったく知識がない顧客にとっても、非常に頼りがいがあり心強いです。

株式会社イーエス総合研究所

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引用元:https://es-souken.co.jp/

株式会社イーエス総合研究所のおすすめポイント

  • Point

    日本作業環境測定協会認定分析技術者が分析を実施

  • Point

    北海道全域に8拠点

  • Point

    調査・分析をワンストップで行える

株式会社イーエス総合研究所の基本情報

会社名株式会社イーエス総合研究所
住所〒007-0894 札幌市東区中沼西4条1丁目4番13号
MAP
電話番号011-791-1651

最後に紹介するのは株式会社イーエス総合研究所です。

株式会社イーエス総合研究所の特徴

株式会社イーエス総合研究所は、アスベスト調査から大気分析、水質分析など環境保全の観点からさまざまな調査・分析を手掛ける会社です。日本作業環境測定協会認定分析技術者が分析を行い、アスベストに関する質の高い調査・分析を実現しているのが特徴です。

アスベスト調査の実績

株式会社イーエス総合研究所は、行政施設のアスベスト調査実績もある、信頼性の高い会社です。たとえば、札幌第1および第3合同庁舎のアスベスト調査・含有分析等を実施しています。

アスベスト調査に関わる資格

株式会社イーエス総合研究所は、アスベスト調査に関わる際に大切な「アスベスト診断士」の資格を有するスタッフが在籍しています。アスベストの含有有無を調査して状態を診断するための資格であり、処理に関するアドバイスも行えるのが特徴です。

アスベストの事前調査において欠かせない資格でもあるため、有資格者のいる株式会社イーエス総合研究所には安心して調査を依頼できます。

アスベストについて

アスベスト調査の費用相場は?

アスベスト調査の費用相場

アスベストの調査は、建物の安全性を確保するために重要なプロセスです。特に古い建物やリフォームを考えている場合、アスベストの有無を確認することが求められます。

しかし、調査の費用は気になるところです。アスベスト調査の費用は調査の種類によって異なり、主に図面調査目視調査分析調査にわけられます。

図面調査の目安は、2万円から3万円程度です。建物の設計図や構造図をもとにアスベストの使用が予想される部位を特定する方法です。

図面を確認することで、アスベストのリスクが高いエリアを事前に把握し、実際の調査に役立つでしょう。費用は比較的低めで、簡単な調査です。

目視調査の目安は、 2万円から5万円程度です。建物を直接確認し、目に見えるアスベストの兆候を調べる方法です。目視によるチェックの他、簡単なサンプル採取を行うこともあります。

建物の外観や内装を詳細に観察し、アスベストの可能性を評価します。費用は中程度で、調査の範囲や建物の大きさによって変動します。

分析調査の目安は、3万円から6万円程度です。実際にサンプルを採取し、専門のラボで詳細な分析を行う方法です。サンプルは、アスベストが含まれている可能性のある材料から採取され、顕微鏡での検査が行われます。

この調査は、アスベストの存在を確実に確認するため、最も費用が高くなります。建物の規模やサンプルの数に応じて費用が変わります。

これらの調査方法は、それぞれ異なる目的と範囲で実施されるため、費用にも差があります。適切な調査を選ぶことが重要です。

調査費用に影響を与える要因

アスベスト調査の費用は、いくつかの要因によって変動します。これらの要因を理解しておくことで、費用の予算を立てる際に役立ちます。

大きな建物や複雑な構造の建物では、調査の範囲が広くなるため、費用が高くなる傾向があります。特に高層ビルや広大な工場などでは、調査費用が大きくなることがあります。

調査が必要な範囲が広い場合や、複数の部位からサンプルを採取する場合は、費用が増加します。また、より詳細な分析が求められる場合も、費用が高くなることがあります。

調査を依頼する業者によっても費用は異なります。信頼性の高い業者や、経験豊富な専門家に依頼する場合、費用が高くなることがありますが、正確な結果が得られる可能性が高いです。

費用を抑える方法

アスベスト調査の費用を抑えるためには、以下のような方法があります。複数の業者に見積もりを依頼し、費用やサービス内容を比較することで、最適な業者を選べるようになります。

また、図面調査・目視調査・分析調査のどの調査が適切かを判断し、必要以上の調査を避けることで、費用を抑えられるでしょう。

そして繁忙期を避けることで、費用が安くなる場合があります。業者に相談して、最適なタイミングを見計らいましょう。

札幌市のアスベスト補助金

アスベストの除去や調査には高額な費用がかかる場合がありますが、札幌市ではその負担を軽減する補助制度が整っています。ここでは制度の概要や申請条件、そして北海道の調査会社に依頼する際の利点について詳しく解説します。

札幌市のアスベスト補助金制度とは

札幌市では、吹付けアスベスト等の除去や封じ込めに関する補助金制度があります。補助金は、工事費用の2/3まで、上限は120万円です。

補助の対象は分析調査と除去工事の2つで、それぞれ申請から報告まで明確な手続きが定められています。

補助金を受けられる対象と条件

補助金を受けるためには「建物の所有者」「市税の滞納がない」などの条件を満たさなければなりません。対象建築物は札幌市アスベスト調査台帳に記載されているか、記載に同意した建物であることが求められます。

除去工事の場合は、有資格者による事業計画の作成や見積書の提出も必要です。

北海道のアスベスト調査会社に依頼するメリット

札幌市の補助金制度は、北海道内で実績のあるアスベスト調査会社への依頼がスムーズです。地域の事情に精通した会社であれば、札幌市の制度要件に即した調査や書類作成も的確に対応できます。

有資格者が在籍している企業なら、分析や報告の精度も高く、補助金の申請通過を期待できるでしょう。

アスベスト調査の義務化について

法改正により、アスベスト調査は専門資格を持つ調査者による実施と報告が義務となりました。ここでは、義務化の背景や北海道での対応、信頼できる調査会社の選び方までをわかりやすくご紹介します。

義務化の背景と法改正のポイント

アスベストによる健康被害が深刻化する中、2023年10月より事前調査と報告の義務化が全国で施行されました。大気汚染防止法の改正により、解体や改修工事の際には「建築物石綿含有建材調査者」による調査が必須です。報告義務を怠ると罰則が科される場合もあります。

こうした法改正は、飛散防止と労働者・住民の安全確保を目的としており、工事に関わるすべての事業者が対応すべき重要なルールです。

調査の流れと北海道の対応状況

アスベスト調査は、書類確認と現地調査を経て、サンプルの分析と報告へと進みます。報告の提出は工事前に義務付けられ、違反した場合は罰金の対象です。

札幌市をはじめ北海道でも制度への対応が進んでおり、調査報告は国の電子システムを通じて行われます。自治体によっては補助制度も整備されているため、地域の対応状況を確認しながら、専門のアスベスト調査会社への依頼が望ましいでしょう。

有資格のアスベスト調査会社を選ぶ理由

法改正により、アスベストの調査は厚生労働省が定める講習を修了した有資格者のみが実施できるようになりました。無資格の業者に依頼した場合、報告そのものが無効となる可能性もあります。

北海道内には有資格者が在籍する信頼性の高いアスベスト調査会社が複数存在し、法令遵守はもちろん、精度の高い調査が可能です。結果として、報告漏れやトラブルの回避につながるため、調査を依頼する前に資格保有者の有無を必ず確認しましょう。

アスベスト調査報告の流れ

アスベスト調査会社への依頼

アスベスト調査は、建物の解体や改修時に欠かせない手続きです。アスベスト調査の際は、調査資格をもつ専門会社に依頼し、段階を踏んで正確な調査が行われます。

まず、アスベスト調査は専門の会社に依頼することから始まります。アスベストは目に見えないリスクをはらんでいるため、専門的な技術と知識が必要です。

多くの調査会社は公式サイトや電話で依頼を受け付けており、調査にかかる費用や期間も事前に確認できます。建物の規模や調査の範囲によってコストは変わるため、いくつかの会社から見積もりを取るのが一般的です。

書面・図面調査

調査が始まると、まずは建物に関する書類や図面を調べます。建物の設計図、仕様書、建築確認申請書などが対象となります。

これらの書類には、建物がいつ建てられたのか、どのような材料が使われているかが記載されています。アスベストの使用が疑われる場合、特定の材料や場所が注目されます。

とくに、2006年9月1日以降に建設された建物では、アスベストの使用が法律で禁止されているため、書類の内容が調査の大きな手がかりとなります。この日以降に建てられた建物であることが確認できれば、現地調査を行わずに終了する場合もあります。

現地調査

書面や図面だけではアスベストの有無がはっきりしない場合、現地での目視調査が行われます。現地調査では、建物の内外を詳しく確認し、アスベストの疑いがある箇所を特定します。とくに、天井裏や地下部分など、普段目に触れない箇所もしっかり調べます。

アスベストの存在が疑われる場合、サンプルが採取され、専門機関でさらに詳しい分析が行われます。現地調査によって、アスベストが確実に確認できた場合は、サンプルの採取を省略し、次の段階に進むこともあります。

分析調査

現地調査で採取したサンプルは、専門の検査機関で「定性分析」と「定量分析」の2つの方法で調査されます。まず「定性分析」が行われ、サンプル中にアスベストが含まれているかどうかを調べます。

この分析では、アスベストが0.1重量%を超えて含まれているかが判断基準となります。使用される方法には、偏光顕微鏡やX線回折装置などを用いる国内規格「JIS A 1481」があります。

必要に応じて「定量分析」も行われます。定量分析では、アスベストの含有率が具体的に何パーセントかを測定しますが、通常の工事であれば定性分析のみで完了することが多いです。分析結果に基づいて、建物の安全性や対策が検討されます。

報告書作成

すべての調査が終了すると、最終的に報告書が作成されます。この報告書には、調査の内容や結果、アスベストの有無が記載されており、労働基準監督署や自治体に提出します。

提出方法は、国の電子システム「石綿事前調査結果報告システム」を利用するのが一般的です。このシステムを使えば、オンライン上で報告書を提出できるため、手続きがスムーズに進められます。

電子システムを利用するには、事前に「GビズID」を取得しておく必要があります。IDが取得できていれば、システムにログインして報告書を提出するだけです。利用方法や操作手順については、公式のマニュアルを参考にするとよいでしょう。

また、システムを利用すれば労働基準監督署と自治体の両方に同時に報告することが可能です。万が一、システムの利用が難しい場合は、紙での提出も認められています。その際は、環境省のサイトから必要な書式をダウンロードし、記入後に郵送で提出することができます。

このように、アスベスト調査には書類の確認から現地調査、分析、そして報告書の提出まで多くの工程が含まれます。各ステップで専門知識が必要となるため、信頼できる調査会社に依頼することが非常に重要です。

アスベスト調査会社の選び方

アスベスト調査会社を選ぶ際の3つのポイント

アスベスト調査会社を選ぶ際には、必ずチェックしておきたい重要なポイントがあります。安さだけで選んでしまうと、後々トラブルに発展する可能性もあるため、以下で紹介するポイントを押さえるようにしてください。

分析調査に必要な時間はどれくらいか

アスベスト調査会社を選ぶ際は、分析調査に要する時間を事前に確認してください。なぜなら、調査にかかる時間は解体や改修工事全体のスケジュールに影響を与えるからです。

アスベスト調査が完了しなければ、次の工程に進めません。もし、調査が想定よりも長引けば、工事の着工が遅れ、結果的に工期の遅延や追加コストの発生につながる可能性があります。

特に、工事日程がタイトな場合や、複数の業者が関わるプロジェクトでは、調査時間の遅れが全体に及ぼす影響は甚大です。自社の工事スケジュールを調査会社に伝えたうえで、納期について明確な回答と、信頼できる対応をしてくれる会社を選びましょう。

分析報告書の内容は明確であるか

信頼できるアスベスト調査会社を見極めるうえで、提出される分析報告書の内容は非常に重要です。分析報告書は、アスベストの有無、種類、含有率、使用箇所などを証明する公的な書類であり、その後の対策工事の要否や方法を決定するための根拠になります。

報告書の内容が曖昧であったり、必要な情報が不足していたりすると、適切なリスク評価ができません。これは作業員や周辺住民の健康被害リスクを高めるだけでなく、労働安全衛生法などの関連法規違反となる可能性があります。正確で分かりやすい報告書は、法令遵守と安全確保のための必須要件です。

専門の有資格者が在籍しているか

アスベスト調査を依頼する会社を選ぶ際には、専門の有資格者が在籍していることを必ず確認してください。なぜなら、アスベスト調査には高度な専門知識と正確な分析技術が不可欠だからです。

特に、2023年10月1日からは、建築物の解体・改修工事における事前調査について、厚生労働大臣が定める講習を修了した「建築物石綿含有建材調査者」が調査することが義務付けられました。無資格者による調査は認められておらず、法的な要件を満たさないので、必ず有資格者の有無を確認しておきましょう。

【FAQ】よくある質問

  • アスベストが入っていると思われる建材なのですが、分析しないで、アスベストがあるとみなして処理した方がいいでしょうか?
  • アスベストに似た繊維状のものが多々あるので、分析して確認することをお勧めするようです。
  • アスベストは建材のどのような場所に含有していますか?
  • 外壁、屋根、軒裏等の成形板や梁、柱の耐火被覆、機械室等の天井、壁の吸音用等の吹き付け材などに含有しており、和室等の京壁風の塗材の中にも含有していることもあるようです。
  • 見た目でアスベストの判断がつきますか?
  • 見た目では判断がつかないため、アスベストの分析調査が必要になるようです。

まとめ

本記事では、札幌市でおすすめのアスベスト調査会社を紹介してきました。ノース環境・環境リサーチ・北海道美建は、豊富な実績と高い技術力で環境保全に努めている会社です。アスベスト材は、2006年以前に建てられた建築物に使われている可能性が高いため、解体・改修前に事前調査が義務付けられています。アスベストを吸収すると肺がんや中皮腫を発症させるリスクがあるため、必ず調査・分析依頼をしてください。今回お伝えした3社とも電話または、メールから問い合わせできるので気軽に相談するといいでしょう。

北海道でおすすめの
アスベスト調査会社比較表

イメージ
引用元:https://northk.jp/

引用元:https://www.kankyoresearch.com/

引用元:https://consport.co.jp/

引用元:https://www.ns-kankyo.co.jp/

引用元:https://hokutan-gs.co.jp/
引用元:https://zukosha.co.jp/
引用元:https://www.raax.co.jp/
会社名ノース環境環境リサーチコンストラクションサポートエヌエス環境北炭ゼネラルサービスズコーシャレアックス
特徴技術者のアスベスト調査経験年数が約20年と、経験豊富な有資格者が多数在籍。40年以上の実績があり、成長にも意欲的。有資格者が事前に試料採取および分析をして調査をしてくれる。ワンストップで対応することができるようになっている。長年ノウハウを蓄積してきている。地域に密着して発展に貢献している。リーズナブルな価格でサービスを展開。
実績アスベスト分析実績 約5,000検体
アスベスト事前調査実績 約500件
技術者のアスベスト調査経験年数 約20年
40年以上の実績
多数の官公庁での業務実績あり
民間の建物調査実績を豊富に持つ記載なし記載なし記載なし記載なし
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