建築物などを解体したり、改修工事をしたりするときは、事前にアスベストの調査をし、結果を報告することが義務付けられています。大気汚染を防ぎ、スムーズに工事を進めるためにも、信頼できるアスベスト調査会社に調査を依頼することが大切です。そこで今回は、小樽市でおすすめのアスベスト調査会社3選を紹介します。
ノース環境
ノース環境の基本情報
会社名 | 株式会社ノース環境 |
住所 | 〒001-0031 札幌市北区北31条西3丁目2-6 |
MAP | |
電話番号 | 011-374-8181 |
ノース環境は、環境保全に関するさまざまな事業をおこなっている会社で、北海道全域でアスベスト調査に対応しています。アスベストの健康被害といえば、2005年に毎日新聞が報道し社会的に問題となった「クボタショック」が有名です。
ノース環境には、このクボタショック以前からアスベストを調査している経験者が在籍しています。その豊富な経験から、納期や検体数など、適切な調査を提案しています。また認定アスベスト診断士のほかに、特定建築物石綿含有建材調査者や、石綿作業主任者などの有資格者が在籍しているので、精度の高い調査や分析が可能です。
ノース環境は、採取から分析まですべて自社でおこなっているため、ワンストップで調査ができ、短期間で調査ができる点もおすすめポイントのひとつです。建材中アスベスト分析は最短2営業日で調査、分析が可能です。
また、アスベストだけでなく、ダイオキシンや土壌汚染など、別の有害物質の調査にも対応できるのも特長のひとつといえるでしょう。ノース環境では、法改正により令和4年から厳しくなった規制に対応した内容で調査をおこなっています。
法令を遵守し、幅広い知識で調査・分析をおこなってくれるので、安心して調査を任せられます。ホームページでは実績も紹介されており、さまざまな依頼先から調査を任されてきたことがわかります。
調査の対応エリアは北海道全域となっていますが、分析のみの場合は、全国からサンプルを受け付けています。気になることがあれば、ホームページの問い合わせフォームや質問チャットで問い合わせができるのでおすすめです。
イーエス総合研究所
イーエス総合研究所の基本情報
会社名 | 株式会社 イーエス総合研究所 |
住所 | 〒007-0895 札幌市東区中沼西5条1丁目8番1号 |
MAP | |
電話番号 | 011-791-1651 |
イーエス総合研究所は、快適な環境を残すために環境情報などを計測・分析している会社で、創立して50年以上の歴史ある会社です。環境保全に携わる5つの事業部があり、アスベスト調査は環境情報部でおこなっています。
環境情報部のほかにも、施工管理部、補償調査部、地質調査部、設計部があり、あらゆる分野の調査と分析をおこなっているので、現場で突発的な問題に直面しても、各部署にいるエキスパートが協力しあうことができます。そうしてワンストップで問題解決し、調査・分析できる点が強みです。
イーエス総合研究所のアスベスト調査は、日本作業環境測定協会の認定分析技術者が分析を実施しています。アスベスト診断士も在籍しているので安心です。調査の流れとしては、図面の調査後、目視調査と分析調査をおこない、アスベスト建材を確認しています。
ホームページには過去の業務実績が多数掲載されており、一般企業だけでなく行政機関からも多数依頼を受け、アスベスト調査をおこなってきたことがわかります。イーエス総合研究所は、北海道内に8拠点あり、各所に支店があることから、あらゆるニーズに素早く対応できる体制が整っています。
また、調査依頼するためのアスベスト分析依頼書がホームページからダウンロードできるので、スムーズに調査依頼できるでしょう。
北海道美建
北海道美建の基本情報
会社名 | 北海道美建株式会社 |
住所 | 〒060-0009 札幌市中央区北9条西18丁目35番地87 スタジオビル2階 |
MAP | |
電話番号 | 011-676-3838 |
北海道美建株式会社は、安心安全な住環境を創出するという想いのもと、アスベスト調査をはじめました。建物劣化調査や耐震診断調査、風力発電や太陽光発電の設計・設置など、さまざまな分野での事業をおこなっています。
石綿作業主任者や建築物石綿含有建材調査者などの有資格者が多数在籍しており、改正後の大気汚染防止法の作業基準にも対応した高度な技術で、アスベスト調査や対策工事をおこなっているので、一般企業から各自治体まで多数の実積があります。
また、北海道美健では、アスベスト除去工事もおこなっており、調査後にアスベストの含有が確認された場合、除去工事も一貫して依頼できるので、安心して調査を任せられるでしょう。ほかにも、土壌汚染調査、地下水サンプリング調査など、ワンストップでさまざまな調査に対応しています。
アスベスト調査を含むさまざまな調査は、北海道内であればどこでも対応が可能で、ホームページの見積もりフォームから建物の概要を送ると、見積もりをだしてもらえます。
アスベスト調査報告の流れ
アスベスト調査会社への依頼
アスベスト調査は、建物の解体や改修時に欠かせない手続きです。アスベスト調査の際は、調査資格をもつ専門会社に依頼し、段階を踏んで正確な調査が行われます。
まず、アスベスト調査は専門の会社に依頼することから始まります。アスベストは目に見えないリスクをはらんでいるため、専門的な技術と知識が必要です。
多くの調査会社は公式サイトや電話で依頼を受け付けており、調査にかかる費用や期間も事前に確認できます。建物の規模や調査の範囲によってコストは変わるため、いくつかの会社から見積もりを取るのが一般的です。
書面・図面調査
調査が始まると、まずは建物に関する書類や図面を調べます。建物の設計図、仕様書、建築確認申請書などが対象となります。
これらの書類には、建物がいつ建てられたのか、どのような材料が使われているかが記載されています。アスベストの使用が疑われる場合、特定の材料や場所が注目されます。
とくに、2006年9月1日以降に建設された建物では、アスベストの使用が法律で禁止されているため、書類の内容が調査の大きな手がかりとなります。この日以降に建てられた建物であることが確認できれば、現地調査を行わずに終了する場合もあります。
現地調査
書面や図面だけではアスベストの有無がはっきりしない場合、現地での目視調査が行われます。現地調査では、建物の内外を詳しく確認し、アスベストの疑いがある箇所を特定します。とくに、天井裏や地下部分など、普段目に触れない箇所もしっかり調べます。
アスベストの存在が疑われる場合、サンプルが採取され、専門機関でさらに詳しい分析が行われます。現地調査によって、アスベストが確実に確認できた場合は、サンプルの採取を省略し、次の段階に進むこともあります。
分析調査
現地調査で採取したサンプルは、専門の検査機関で「定性分析」と「定量分析」の2つの方法で調査されます。まず「定性分析」が行われ、サンプル中にアスベストが含まれているかどうかを調べます。
この分析では、アスベストが0.1重量%を超えて含まれているかが判断基準となります。使用される方法には、偏光顕微鏡やX線回折装置などを用いる国内規格「JIS A 1481」があります。
必要に応じて「定量分析」も行われます。定量分析では、アスベストの含有率が具体的に何パーセントかを測定しますが、通常の工事であれば定性分析のみで完了することが多いです。分析結果に基づいて、建物の安全性や対策が検討されます。
報告書作成
すべての調査が終了すると、最終的に報告書が作成されます。この報告書には、調査の内容や結果、アスベストの有無が記載されており、労働基準監督署や自治体に提出します。
提出方法は、国の電子システム「石綿事前調査結果報告システム」を利用するのが一般的です。このシステムを使えば、オンライン上で報告書を提出できるため、手続きがスムーズに進められます。
電子システムを利用するには、事前に「GビズID」を取得しておく必要があります。IDが取得できていれば、システムにログインして報告書を提出するだけです。利用方法や操作手順については、公式のマニュアルを参考にするとよいでしょう。
また、システムを利用すれば労働基準監督署と自治体の両方に同時に報告することが可能です。万が一、システムの利用が難しい場合は、紙での提出も認められています。その際は、環境省のサイトから必要な書式をダウンロードし、記入後に郵送で提出することができます。
このように、アスベスト調査には書類の確認から現地調査、分析、そして報告書の提出まで多くの工程が含まれます。各ステップで専門知識が必要となるため、信頼できる調査会社に依頼することが非常に重要です。
まとめ
アスベストが空気中に飛散し吸い込んでしまうと、人体に重大な健康被害を与える恐れがあり、建築物などを解体・改修工事する際は、アスベストの調査をし、自治体に結果を報告することが義務付けられていますが、アスベスト調査について知識がなかったり、はじめてアスベスト調査会社を選んだりするときには、どの会社に調査を依頼すればいいか悩むでしょう。スムーズに解体・改修工事をすすめるためには、信頼できる会社にアスベスト調査を依頼することが大切です。ぜひこの記事を参考に、自社に合ったアスベスト調査会社を見つけてください。
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