函館市でおすすめのアスベスト調査会社3選

公開日:2025/02/18 最終更新日:2025/06/03
函館3選

石綿とも呼ばれるアスベストは、価格が安く熱などに強いことから、長年建築物に使われてきた素材です。ですが、現在ではアスベスト繊維が身体に害を及ぼすことがわかり、製造や使用は禁止されています。そのため不動産取引を行う際や、建物を解体する際にはアスベストを使って建てられた建物かどうかを調査しなければいけません。アスベスト調査を行っている専門会社の中から、函館市でおすすめの会社を3社ご紹介します。信頼できる調査会社を選ぶ際の参考にしてみてください。

ノース環境

ノース環境のメイン画像
引用元:https://northk.jp/lp/

ノース環境の基本情報

会社名株式会社ノース環境
住所北海道帯広市西6条南26丁目13-2
電話番号0155-66-8661

帯広・札幌に拠点を構えるノース環境は、北海道内全域をカバーするアスベスト調査会社です。制度の高い分析を得意とする同社の特徴を整理してみましょう。

豊富な経験と専門知識による的確な調査

ノース環境には、2005年のクボタショック以前からアスベスト調査に携わってきた経験者が在籍しています。クボタショックとは、2005年に兵庫県尼崎市にある機械メーカー工場の周辺で明らかになった健康被害です。

アスベストは長年建築資材に使われてきた建材です。そのため建築年代によって使用されている建材の種類や含有率が異なることから、調査にはその時代背景を深く知っていることが大切になります。

クボタショック以前からの経験がある調査員は、過去の施工方法やアスベスト使用傾向を熟知しているため、より迅速で正確な判断が可能になります。

また、アスベスト規制は2005年以降に大きく強化されました。それ以前から調査に携わっていた専門家は、法規制の変遷や過去の建築物におけるアスベスト使用状況を深く理解していることから、現場ごとに的確な調査ができると言えるでしょう。

また、建築物石綿含有建材調査者や認定アスベスト診断士など、多数の有資格者が在籍していますので、専門性の高い調査が可能です。

迅速かつ的確な対応が期待できる

ノース環境は、納期や検体数に応じた最適な調査提案ができるのが強みです。これを実現しているのが、自社で分析を行うワンストップの調査体制です。

そのため「急いでアスベスト調査をして欲しい」などの要望にも柔軟に対応してもらえます。もちろん、精度もしっかりと担保した調査を実施していますので、その点も安心です。

たとえば、柔軟な対応として期待できるのが納期や検体数に応じた最適な調査提案です。これを実現しているのが、自社で分析を行うワンストップの調査体制です。

そのため「急いでアスベスト調査をして欲しい」などの要望にも柔軟に対応してもらえます。もちろん、精度もしっかりと担保した調査を実施していますので、その点も安心です。

アスベストの採取作業では作業者の安全にも配慮し、適切な防護措置を講じながら道内全域で対応していますので、函館市以外のエリアの相談も気軽にできるでしょう。

法令遵守と高い分析精度による信頼性

ノース環境は、最新の法改正にも対応し、正確かつ信頼性の高いアスベスト調査を実施しています。令和4年のアスベスト関連法改正(改正大気汚染防止法など)に準拠し、適切な手順で調査・分析を行います。

さらに「石綿分析技術評価事業」の合格分析者が在籍しており、厳格な基準をクリアした高精度の分析が可能です。

たとえば実際の調査では、まず建築図面の確認や現地での目視調査を行い、アスベストが使用されている可能性がある建材を特定することから始まります。これに基づいて、必要な検体の採取計画を立案し、安全な作業手順を決定します。

次に、計画に沿って検体を採取しますが、この際、作業者のアスベストばく露や周囲への飛散を防ぐため、防護服や専用の採取道具を使用し、慎重に作業を進めています。

採取した検体は、JIS規格(JIS A 1481-1)に準拠した方法で分析し、実体顕微鏡と偏光顕微鏡を用い、アスベストの有無や種類を正確に判定しています。分析後は、結果を取りまとめた報告書を作成し、検体採取の履歴や分析内容を詳細に記載して報告されることとなっています。

このように、ノース環境のアスベスト調査は、法令を遵守した適切な手順で進められ、高い分析精度により信頼性の高い結果を提供します。工事計画に必要な正確な情報を得ることで、安全かつスムーズな解体・改修工事につなげられます。

環境リサーチ

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引用元:https://www.kankyoresearch.com/

環境リサーチの基本情報

会社名株式会社環境リサーチ
住所北海道札幌市豊平区中の島2条9丁目1-1
電話番号011-837-8780

アスベスト調査だけでなく、水質調査や土壌・大気調査など環境調査に特化した事業を展開している環境リサーチは、40年以上の歴史ある調査会社です。

アスベスト調査に関しても、アスベスト問題が社会的に取り沙汰される前から取り組んでいたなど長年の実績がある点が魅力の会社と言えるでしょう。

40年以上の実績と高い技術力による信頼性

市営住宅や行政機関などをはじめとした公共施設のアスベスト調査も手掛けている環境リサーチは、高い技術力と信頼性が大きな魅力です。その歴史は40年以上と長く、業界でも老舗と言える存在になっています。

「澄川分析センター」を開設してワンストップ対応体制を構築

環境リサーチは、2020年5月にアスベスト調査・分析のための専用施設「澄川分析センター」を開設しています。

同センターには特定建築物石綿含有建材調査者やアスベスト診断士などの有資格者が多数在籍し、書面調査・現地調査・定性/定量分析をすべてワンストップで対応可能な体制を整えています

自社で分析センターがあるからこそ、迅速かつ精度の高い調査を実現しています。分析で用いる手法も、JIS規格(JIS A 1481-1,2,3)に準拠した分析手法を用い、偏光顕微鏡やX線回折分析法など、国際基準にも対応した高精度な検査を実施しているのも特徴の一つです。

さらに、使用中の建築物における気中濃度測定も対応しており、解体前後の調査だけでなく、現在の環境リスクを正確に把握するための調査にも強みを持っています

専門技術者による精度の高い分析

同社では、令和4年の改正大気汚染防止法や建築基準法など、最新の法改正に対応した適切な調査を実施しています。

アスベストの調査は国から義務付けられていることもあり、法的要件が厳しく、正確な分析と適切な報告書作成が求められます。だからこそ、大切なのはしっかりと検査してもらえるかどうかです。

その点、環境リサーチでは官公庁向けの調査実績が豊富なため、基準に適合した高品質な報告書を提供できます。また、日本環境測定分析協会からAランク認定された技術者が在籍しているので、精度の高い分析結果を保証できています

設計図書の確認や目視調査、試料採取、分析までの一連の流れを有資格者が担当するため、確実な調査と適切な対応が期待できるのは大きな魅力です。

コンストラクションサポート

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引用元:https://consport.co.jp/asbestos

コンストラクションサポートの基本情報

会社名株式会社コンストラクションサポート藤井
住所北海道旭川市大雪通8丁目508
電話番号0166-27-0789

民間の建物にてアスベスト調査を多く実施しているコンストラクションサポート藤井は、書面調査・現地調査・分析調査の3つの切り口でアスベスト調査を行っています。自社で分析センターも保有しているなど調査体制もしっかり整った会社です。

有資格者による信頼性の高い調査

アスベスト調査には専門的な分析技術が必要ですが、コンストラクションサポート藤井では、JIS A1481-1に基づく分析技術試験の合格者や、アスベスト繊維計数技術(評価区分4)Aランク取得者など、高度な技術を持つ専門家が多数在籍しています。

特に、アスベストの「含有」「不含」を誤認すると、大きな健康リスクやコスト負担が発生するため、高い精度での分析が求められます。同社の技術者は、位相差顕微鏡・偏光顕微鏡を用いた精密な分析を行い、確実な判断を提供します。

現地調査から試料採取、分析までワンストップ対応

コンストラクションサポート藤井では、現地調査には、特定建築物石綿含有建材調査者(国土交通省・厚生労働省・環境省認定)が担当し、建材の種類や施工時期を的確に判断しています。

また、分析のために必要な試料を採取し、分析技術者がJIS規格に準拠した手法で正確な分析を実施します。これにより、無駄な検査や不要な除去作業を避けつつ、法令に則った調査を実現していますので、申請や建築計画のための手続きもスムーズに進められます。

アスベストについて

アスベスト調査の費用相場

ここからは、アスベスト調査の費用相場について解説します。調査費用は「書面調査」「目視調査」「分析調査」などの調査方法によって異なります。また、建物の規模や調査難度によって費用が異なるため、あくまで参考値としてください。

書面調査

アスベスト調査の第一段階である書面調査の費用相場は、一般的に2〜5万円程度です。書面調査は主に設計図書、仕様書、過去の修繕記録といった既存の資料を確認し、アスベスト含有建材の使用の有無やその可能性を調査します。

現地での作業や専門的な分析機器を必要としないため、他の調査段階と比較して人件費や技術的なコストが抑えられ、比較的安価に調査を依頼できるでしょう。書面調査の段階でアスベスト使用の有無がある程度判明すれば、その後の調査計画を立てやすくなります。

目視調査

現地で行われる目視調査の費用相場は、建物の規模や構造にもよりますが、2万円から5万円程度です。

目視調査とは、調査員が実際に現地へ赴き調査する方法です。壁、天井、床、配管の保温材などを直接目で見て、アスベスト含有の可能性がある建材を特定・確認します。

この調査には、専門的な知識と経験が求められ、調査員の移動時間や現地での作業時間に対する人件費が発生します。また、遠方の場合は出張費や交通費も加算されるため、その分コストがかかるしょう。

分析調査

アスベスト含有の有無を確定させる分析調査の費用相場は、採取する検体1つあたり3万円から15万円程度が一般的です。分析調査では、アスベスト含有が疑われる建材の一部を採取し、専門の分析機関に持ち込んで分析します。

分析の種類には、主にアスベスト繊維が含まれているかどうかを調べる「定性分析」と、含まれている場合にその含有率を測定する「定量分析」があります。一般的には、定量分析の方が費用が高くなるケースが多いです。

アスベスト調査の流れ

アスベスト調査は、単に建物を調べるだけでなく、法的な要件を満たす必要があります。大まかには、まず建材にアスベストが使われている可能性を調べる「事前調査」を実施し、疑わしい場合は「建材の分析」で確定させ、最終的にその結果を「行政へ報告」するという流れになります。以下で、アスベスト調査の流れについて確認していきましょう。

事前調査

アスベスト調査の最初のステップは「事前調査」です。事前調査では、設計図書、仕様書、過去の工事記録などの資料を確認する「書面調査」を実施します。これにより、建築時期や使用された建材の種類から、アスベスト含有の可能性を推定します。

次に行うのが「現地調査」です。専門の調査員が実際に現地へ赴き、壁、梁、配管の保温材、断熱材、外壁材などを直接確認して、アスベスト含有が疑われる建材を特定します。

事前調査は、アスベストのリスクを初期段階で評価し、その後の分析調査や対策工事の方針を決定するために非常に重要といえるでしょう。

建材の分析

事前調査の結果、アスベスト含有の可能性がある、または不明瞭な建材が見つかった場合、アスベストの有無を確定させるために「建材の分析」が必要です。

アスベスト含有が疑われている建材をサンプリングし、専門の分析機関に分析を依頼します。分析機関では「定性分析」と「定量分析」という方法でアスベストの有無を調べるのが一般的です。

アスベスト含有建材のなかには、見た目だけではアスベストが含まれているかどうかを正確に判断できないものが多いため、必ず専門機関に分析を依頼してください。

報告書の作成および提出

アスベストの事前調査を実施した後、一定規模以上の解体・改修工事を行う場合には、その調査結果を管轄の労働基準監督署および地方公共団体に行政報告することが法律で義務付けられています。

報告は、原則として厚生労働省が管轄する「石綿事前調査結果報告システム」を通じて行います。システム利用には、事前にID取得等の作業が必要なので、確認しておきましょう。

アスベスト調査会社の選び方

アスベスト調査を依頼する業者選びは、慎重に行うべきです。費用面だけで安易に決定すると、思わぬ問題が生じるケースもあるので注意しましょう。業者選びで後悔しないために、これから挙げる3つの点をしっかり確認してください。

調査期間と納期を確かめる

アスベスト調査を依頼する際、まず確認したいのが「分析にかかる期間」です。この期間は、解体やリフォーム工事の全工程に直接関わってくるため、非常に重要です。

アスベスト調査が完了しない限り、次の作業に進むことはできません。もし調査が予定より長引けば、工事の開始が遅れ、工期全体の遅延や余計な費用の増加につながります。

自社の工事計画を調査会社に正確に伝え、納期に関して明確な見通しを示し、信頼できる対応をしてくれる業者を選びましょう。

2分析報告書の分かりやすさと信頼性

業者の信頼度は、提出される分析報告書の内容で判断可能です。この報告書は、アスベストの有無、種類、含有量、使用されている箇所などを公式に証明する書類であり、その後の対策工事の必要性や具体的な方法を決定するうえでの基礎資料となります。

報告書の内容が不明瞭だったり、記載すべき情報が欠けていたりすると、適切なリスク評価が行えません。これは、作業員や近隣住民の健康を危険にさらすだけでなく、労働安全衛生法をはじめとする関連法規に抵触する恐れも出てきます。正確かつ誰にでも理解しやすい報告書は、法令を遵守し安全を確保するために必要です。

3. 専門資格を持つ担当者の存在

担当者が専門知識と技術を持つ有資格者かどうかを必ず確認しましょう。なぜならアスベストの調査・分析には、高度な専門性と正確な技術が求められるからです。

とりわけ、2023年10月1日以降、建築物の解体・改修工事に伴う事前調査は、厚生労働大臣が認定する講習を修了した「建築物石綿含有建材調査者」が調査を行うことが法律で義務付けられました。資格を持たない者による調査は法的に認められないので、必ず資格保有者の在籍を確認するようにしましょう。

【FAQ】よくある質問

  • アスベストが入っていると思われる建材なのですが、分析しないで、アスベストがあるとみなして処理した方がいいでしょうか?
  • アスベストに似た繊維状のものが多々あるので、分析して確認することをお勧めするようです。
  • アスベストは建材のどのような場所に含有していますか?
  • 外壁、屋根、軒裏等の成形板や梁、柱の耐火被覆、機械室等の天井、壁の吸音用等の吹き付け材などに含有しており、和室等の京壁風の塗材の中にも含有していることもあるようです。
  • 見た目でアスベストの判断がつきますか?
  • 見た目では判断がつかないため、アスベストの分析調査が必要になるようです。

まとめ

アスベストは健康被害を引き起こす可能性があるため、建物の解体や不動産取引の際には、専門会社による調査が欠かせません。しかし、どの調査会社に依頼するかによって、調査の精度や対応のスムーズさに大きな差が生じることもあります。今回紹介した函館でアスベスト調査を実施している調査会社は、それぞれに強みを持っています。アスベスト調査を依頼する際は、調査会社の実績や専門技術、対応力をしっかりと確認し、自分のニーズに合った会社を選ぶことが大切です。また、アスベスト調査以外の調査や検査なども必要なら、同時にお願いできる会社を選ぶと計画もスムーズになります。信頼できる調査会社を選ぶことで、安全で間違いのない建物の解体や管理が可能になるでしょう。今回の情報を参考に、適切な調査会社選びに役立ててください。

北海道でおすすめの
アスベスト調査会社比較表

イメージ
引用元:https://northk.jp/

引用元:https://www.kankyoresearch.com/

引用元:https://consport.co.jp/

引用元:https://www.ns-kankyo.co.jp/

引用元:https://hokutan-gs.co.jp/
引用元:https://zukosha.co.jp/
引用元:https://www.raax.co.jp/
会社名ノース環境環境リサーチコンストラクションサポートエヌエス環境北炭ゼネラルサービスズコーシャレアックス
特徴技術者のアスベスト調査経験年数が約20年と、経験豊富な有資格者が多数在籍。40年以上の実績があり、成長にも意欲的。有資格者が事前に試料採取および分析をして調査をしてくれる。ワンストップで対応することができるようになっている。長年ノウハウを蓄積してきている。地域に密着して発展に貢献している。リーズナブルな価格でサービスを展開。
実績アスベスト分析実績 約5,000検体
アスベスト事前調査実績 約500件
技術者のアスベスト調査経験年数 約20年
40年以上の実績
多数の官公庁での業務実績あり
民間の建物調査実績を豊富に持つ記載なし記載なし記載なし記載なし
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
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