
アスベスト調査は、建物を解体・改修するうえで欠かせない作業のひとつです。とくに築年数の古い建物の場合、アスベストが多く含まれている可能性が高いため、経験豊富な会社に依頼するようにしましょう。
今回は、北海道の解体業者におすすめのアスベスト調査会社をまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
ノース環境

ノース環境の基本情報
会社名 | 株式会社ノース環境 |
住所 | 帯広市西6条南26丁目13-2 |
電話番号 | 0155-66-8661 |
ノース環境は、アスベストなどの有害物質を適切に処理し、調査・分析する会社です。経験と実績のあるスタッフが多数在籍しているので、お客さまのニーズに的確に答えてくれるでしょう。
未来の地球がより豊かであるように、さまざまな環境保全に関わっているのも特徴です。
現地調査から書類作成までワンストップ
人体に悪影響を及ぼすアスベストは、適切な方法で調査・分析しなければいけません。ノース環境では、経験豊富なスタッフが現地調査から書類作成までワンストップで行ってくれるので、はじめて依頼する方でも安心してお任せできます。
調査の流れは、以下のとおりです。
最初に、現地調査と図面調査を行います。図面調査とは、建築図面からアスベスト含有の有無を調査する方法です。高度成長期に建設された建造物は、とくに含有の可能性が高いため、登記簿謄本や重要事項説明書なども併せて確認します。
図面だけでは含有が判断できないため、現地調査にて目視調査が行われます。アスベストに似た素材が使用されている場合もあるため、検体の採取・分析も必要です。
分析方法は「定性分析」と「定量分析」の何れかが採用されますが、一般的に定性分析が用いられています。ノース環境でも定性分析(JIS A 1481-1)で調査が行われます。
分析結果や検体採取履歴をまとめ、事前報告書を作成したら調査の完了です。
道内トップクラスの対応力
一貫サービスを導入しているので、分析がスムーズです。また、お客さまのニーズに合わせた対応は、短納期での調査・分析も可能でしょう。道内トップ水準の分析体制を整えているのも大きな特徴です。
アスベスト調査は、有資格者でなければ調査・分析ができません。そのため、依頼する際は資格の内容も確認する必要があります。
ノース環境では、認定アスベスト診断士をはじめ、建築物石綿含有建材調査者、石綿分析技術評価事業認定技術者、一級建築士、環境計量士(濃度)などの資格を有したスタッフが在籍しています。
さらに、精度の高い調査を行うために、計量証明事業(濃度)や日本アスベスト調査診断協会、北海道環境計量証明事業協議会にも登録済みです。
アスベスト調査以外の事業を展開
アスベスト調査・分析以外にも、建築物有害物質調査や環境影響調査など、さまざまな事業を展開しています。
建築物有害物質調査は、解体・改修工事を行う際に含まれる有害物質を調査する事業です。ダイオキシン類や鉄骨塗膜中の鉛・クロム・PCBなどが主に挙げられ、経験豊富な技術者が適切に調査を行ってくれます。
環境影響調査は、インフラ整備等の開発事業に伴う「環境アセスメント」制度です。開発事業を確定する際に、その事業がどれだけ環境に影響をもたらすかを調査・予測・評価します。
このほかにも、工事や自動車などの騒音問題に対応した「騒音振動低周波音調査」や再生可能エネルギー導入に向けた提案、労働者の環境を守る「作業環境測定」なども対応可能です。
北海道美建株式会社

北海道美建株式会社の基本情報
会社名 | 北海道美建株式会社 |
住所 | 札幌市中央区北9条西18丁目35番地87 スタジオビル2階 |
電話番号 | 011-676-3838 |
北海道美建株式会社は、アスベスト調査をはじめ、環境被害の拡大を防ぐ事業展開を行っています。安心安全な住環境とサスティナブルな未来を目指して、たしかな分析力で調査してくれるのが特徴です。
さまざまな環境対策事業を展開
人々が安心安全に暮らせるように、北海道美建株式会社では、アスベスト調査・除去工事・太陽光発電などの環境対策事業を展開しています。地球環境を考えた高度な技術で行っているので、一般企業はもちろん、各自治体まで幅広く対応してくれるでしょう。
アスベスト調査の流れは以下のとおりです。
電話もしくは見積りフォームから調査依頼を行い、状況に応じて現地調査が実施されます。図面調査のみで完了する場合もありますが、2006年9月1日以前に着工された建物はすべて現地調査が必要です。
調査・分析にかかる必要は、アスベストの含有量によって異なります。基本的に1検体あたり30,000~50,000円ですが、複数の場所を分析する場合は、相応の費用が発生するので注意が必要です。
定性分析を行ったら、写真報告書と分析結果証明書を作成し、提出します。アスベストが含まれている建物の除去工事も可能です。
アスベスト調査が必要な理由
2021年4月に「改正大気汚染防止法」が施工されたことで、建物を解体・改修する際はアスベストの調査・分析が必要になりました。アスベストは、熱・摩擦・化学変化に強く変化しにくい特徴があり、耐熱性にも優れています。
そのため、昭和中期の建物には多く使用されていましたが、アスベストの吸引が原因で発症した多数の病気によって、昭和50年から徐々に使用を規制、現在では限定的な場面を除いては一切使用することができません。
こういった理由から、建物を解体・改修する際には、アスベスト調査・分析が義務付けられています。
ズコーシャ

ズコーシャの基本情報
会社名 | 株式会社ズコーシャ |
住所 | 北海道帯広市西18条北1丁目17番地 |
電話番号 | 0155-33-4400 |
ズコーシャは、20年以上の実績がある、アスベスト調査に特化した会社です。毎年100件以上の調査実績があり、経験に基づいてさまざまな解体・改修の相談に対応しています。
X線解析装置を活用した、ダブルチェック体制を導入しているのも特徴です。
状況に応じて選べる3つのコース
ズコーシャは、アスベストの使用が禁止される前から北海道全域でアスベスト調査を行っています。そのため、業界の中では非常に実績が高く、民間企業・官公庁をはじめさまざまな工種に対応可能です。
アスベスト調査のコースは、以下の3つから選択できます。
1つ目は、分析コースです。届いた試料のアスベスト含有をJIS A 1481-1などで分析し、結果を書面で報告します。試料到着から原則5営業日以内に結果をメールで送付してくれるので、緊急の場合でも安心です。
2つ目は、採取・分析コースです。専門スタッフが、採取したアスベスト含有の有無をJIS A 1481-1などで分析します。直接現地に出向いて試料採取を行うので、近隣エリアの方におすすめです。
3つ目は、事前調査コースです。書面調査・現地調査・分析・報告書作成をワンストップで対応してくれます。デジタル庁が運営する「Gビズ」での報告書が作成可能です。
また、これらの調査・分析はすべて資格保有者が行います。資格内容については、ズコーシャの公式ホームページで確認してみてください。
X線解析装置を活用
X線解析装置とは、X線を用いて物質の構造や組織を分析するものです。有機・無機質の粉末や高分子材料、たんぱく質などに用いられることが多く、アスベスト調査でも使用されます。
ズコーシャは、X線解析装置を活用したダブルチェック体制を導入しているので、アスベストの種類や組成の確認も可能でしょう。
幅広い技術・サービスを導入
アスベスト調査以外にも、橋梁設計や農業土木、環境保全など、幅広い技術・サービスを導入しています。
地域の特徴を生かし、安心安全で暮らしやすい街にするための都市計画・区画整理・まちづくり計画にも取り組んでおり、用地取得や建物の移転が必要な場合の補償調査も可能です。
さらに、自治体向け支援の実績を活用したソリューションの提供や、BPO・インフラ・データセンターなどのサービスにも対応しています。
まとめ
北海道で解体業者におすすめのアスベスト調査会社3選を紹介しました。
アスベストには、丈夫で扱いやすく断熱性に優れた特性がある一方で、人体に害を及ぼす危険性があります。そのため、現在は限られた建物以外の使用は一切禁止されており、解体・改修する際は専門業者の調査・分析が必要です。
また、より正確な調査・分析が求められるため、有資格者が在籍しているのはもちろん、高い経験と実績も求められます。
今回紹介した会社は、長年培ったノウハウで、確かな調査・分析を行ってくれるところばかりです。建物の解体・改修を検討している方は、ぜひ一度相談してみてください。